残念!ロリポップのハイスピードプランにできなかった

2019年10月17日

ロリポップのスピードプラン

以前、“このブログ”は、ロリポップ!サーバーの「ライトプラン」で運営していました。
このブログのテーマをいじくり回し過ぎたこともあり、非常に表示が遅くて困っており、自分からスピード化ができる範囲では、このブログのテーマ(テンプレート)で可能な限り努力しているのですがそれでも重い!
せめて、この、遅いロリポップ! サーバー、もっと速くならないか?
と思っていたら・・

先月2019年9月にロリポップ!サーバーの高速化プランとして「ハイスピードプラン」というものが出ました。

こちらが、その「ハイスピードプラン」です。

速さのポイントはWEBサーバーシステムソフト「LiteSpeed」

WEBサーバーのハード面ではストレージをSSDにしていることで高速化されます。
パソコンでもSSD仕様だと、スイッチを入れてからWINDOWSが立ち上がる時間が、HDDのパソコンと比較すると圧倒的に速いです。

WEBサーバーでも、この点は同様。
ちなみに私がもう1つ使っている、エックスサーバーは、既に完全SSD化しています。
そして、もう1つ、WEBサーバーのスピードに関係してくるポイントはソフトウェアです。
サーバーというコンピュータをWEBサーバーとして機能させるためのソフトウェアです。

WEBサーバーソフトはどれが速い?

WEBサーバーソフトには色々ありますがソフトによってサーバーのスピードが違うんですね。
代表的なソフトは次の3つ。
Apache(アパッチ)、nginx(エンジンエックス)、LiteSpeed(ライトスピード)。
この3つのサーバーソフトの性能(速さ)は、

【LiteSpeed】 > 【nginx】 > 【Apache】

となります。

WEBサーバーのスピード比較データ

このスピードテストは「LiteSpeed」をオープンソースとして提供している、LiteSpeed Technologies社が公開しているデータによります。
こちらが、そのテストデータです。
●PHP Hello World:Webサーバーの応答時間と小さなPHPスクリプトのリクエストの比較

結論としては、ロリポップ! サーバーの「ハイスピードプラン」で使われているLiteSpeed(ライトスピード)がサーバーソフトとしては一番早いことになりますが、ロリポップ! では他のプランは全てApache(アパッチ)です。
Apache(アパッチ)は古典的なサーバーソフトで、処理速度が遅く大量アクセスに弱いというデメリットがあります。
また、エックスサーバーのソフトは、その次のnginx(エンジンエックス)です。
このソフトもLiteSpeed(ライトスピード)に勝らずも劣らないスピードで、ネット上のトップ100万サイトでシェアNo.1、50%以上のシェアを持つ人気ソフトです。

ハイスピードプランはPHP7.3になる

とにかく速そうなロリポップの「ハイスピードプラン」ですが、2019年10月15日からロリポップユーザーの場合、他のプラン (エコノミープラン,ライトプラン,スタンダードプラン) から乗り換えができるようになりました。
それまでは、新規に「ハイスピードプラン」を申し込みすることは可能でしたが、既存プランからの乗り換えはできませんでした。こちらがそのお知らせ。
→ 2019/10/15 プラン変更機能がハイスピードプランに対応しました!
では、すぐ乗り換えるべきか?ですが、ちょっと待った!
新プランは全てのドメインがPHP7.3になります。
現在ロリポップで立ち上げているWordPressブログのデータベースがPHP7.3で動くことを確認しなければなりません。
これまで、ロリポップのPHPはドメインごとに選択できました。

ロリポップサーバーのPHPバージョン変更画面

ご覧のWEBページのドメインは、現在PHP5.6を使っていますが、これを7.3に変更してテストする必要があります。
このページもテストで7.3にしてみました。

すると‥
この編集画面は動いているのに、WEBページの投稿ページを見ると、こんな状態です。


何も表示されません。
“固定ページ” は表示されても記事が無くなっています。
つまり、PHP7.3でご覧のサイトは使い物にならないということがわかりました。
元のPHP5.6に戻したらもとに戻りましたが、切り替え変更が反映するのに数分掛かりました。

PHP7.3で動かないWordPressの原因とは

ご覧のブログはPHP7.3では動かない事がわかりました。
原因を色々しらべてみたところ、WordPressのテーマの構造、もしくは導入しているプラグインに原因があるそうです。
これは、ロリポップのサポートの方とチャットで問い合わせたときに頂いた回答です。
またサポートの人に「ハイスピードプランはドメイン毎にPHP選択できないのか?」尋ねたところ、導入ドメイン全てがPHP7.3の仕様になるとのことです。
つまり、新規サイトを入れた場合でも、今回の私の既存サイトのように、もしかするとphp7.3に対応していなければ使いものにならない可能性があります。

ご覧のサイトもそれらの観点から原因を探ってみたのですが私の知識では原因を突き止め7.3での稼働はできませんでした。

すっかり忘れていましたが、そう言えば、ご覧のサイトは、以前PHP7.1に変更チャレンジした時、できなかった経験がありました。その記事も、このブログで書いていました。
※残念!ロリポップのブログをPHP7.1にできなかった話→ https://1stepup.com/wp/lollipop-php7/

と、言うことで今回、ハイスピードプランにすることは諦めました。(ToT)

スピードプランよりXサーバーの方が速いという情報

ロリポップのハイスピードプランはPHP7.3問題で諦めましたが、私が利用しているもう1つのサーバー、エックスサーバーの方が速い。という情報がありました。
ロリポ(ハイスピードプラン)、エックスサーバー(X10)、mixhost(スタンダード)を同一サイトで比較してみると、3回テストして、3回とも1位エックスサーバー(X10)、2位mixhost(スタンダード)、3位ロリポ(ハイスピードプラン)というデータです。

結局、エックスサーバーが一番良いのかもしれません。

結局、Xサーバーに引っ越しました!

と、言うわけで、結局、このブログは、ロリポップサーバーから、Xサーバーに引っ越しをしました。